非結合型バルプロ酸の経口クリアランス及びAUCは蛋白結合率が低下しても変動しない
☑️はじめに
バルプロ酸はアルブミンへの蛋白結合率が高く、殆どが細胞外液中に存在します。
病態や他の薬物による蛋白結合置換で非結合型分率が上昇した場合、作用が増強されることはあるのでしょうか?
結論から言うと、作用強度は変わりません。
薬物の特徴づけから、薬効を発揮する非結合型バルプロ酸のAUCは変動しないことが予想されるからです。
詳しく説明しましょう。
さくら先輩、臨床薬物動態学の考え方に慣れてきました
ゆきさん、頼もしいね。今日も一緒に見て行こう!
プロローグ
📖デパケン®️添付文書
“全身クリアランスは主に肝固有クリアランスと血漿中蛋白非結合率の影響を受ける”
📖デパケン添付文書
“蛋白結合率が低下した場合、総血漿中濃度は低下するが、非結合型濃度は低下しない”👧ずいぶん詳しく書いてありますね
👩内容の理由を説明しよう。まずは薬物の特徴づけだけど…
出典: twitter.com
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