アテノロールPKの変動要因は吸収率と腎固有クリアランス



アテノロールPKの変動要因は吸収率と腎固有クリアランス

☑️はじめに

薬物動態は薬剤師のお家芸です。

でも大学を卒業してしまうと、なかなか学び直す機会がない学問と思います。

臨床に役立つ薬物動態のブラッシュアップをしてみましょう。

難しい式が沢山出てきた授業を思いだします。本当に臨床に役立つの?

直感的に使えて直ぐに役立つ内容にします!こうご期待!

プロローグ

CLpof=CLintR/Fa

👧「なんの式ですか?」

「動態の勉強をしよう」👩

「薬効を現す遊離アテノロールの経口クリアランス(CLpof)は、腎固有クリアランス(CLintR)を吸収率(Fa)で除したもので表現されるよ」👩

「この式から、腎固有クリアランスと吸収率がアテノロールの動態の変動要因と分かるよ」👩

出典: twitter.com

☑️アテノロール(テノーミン®️)は腎排泄型

「アテノロールは腎排泄型」👩

「吸収された薬物の94%は未変化体のまま腎から排泄されるよ」👩

「腎抽出率ER<0.35であり、消失能依存性、すなわち律速段階は腎の排泄能」👩

👧(メモメモ)

出典:

☑️腎固有クリアランスはクレアチニンクリアランス(Ccr)に比例

「薬物の腎固有クリアランスは」👩

「クレアチニンクリアランス(CCr)の変化に比例する事が多いので、CCrの変化に注意しよう」👩

「クリアランス低下でAUCは上昇し、β1遮断効果も増強」👩

👧(メモメモ)

出典:

☑️オレンジジュースでAUCとCmax低下は吸収率への影響らしい

「オレンジジュース飲用でアテノロールAUC40%低下、Cmax49%低下と言う報告も」👩

「半減期を変えない、すなわち腎クリアランスを変化させなかった事から」👩

「消化管の薬物トランスポーターであるOATPs阻害や、消化管pH低下によるアテノロール吸収率の低下が関与と考察されるよ」👩

出典:

☑️論文を読んでみよう

Effects of orange juice on the pharmacokinetics of atenolol

出典: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

オレンジジュースの併用は心拍数にも影響

「オレンジジュース200mLを1日3回、3日間の飲用の後」👩

「アテノロール服用すると、水に比較してわずかに心拍数が上昇したとも書かれている」👩

👧「効果が減弱したのですね」

出典:

☑️参考資料を読んでみよう

「参考図書だよ」👩

「第3版 臨床薬物動態学 薬物治療適正化のために」緒方宏泰丸 編著 丸善出版

「薬の相互作用としくみ」杉山正康 著 日経BP

Effects of orange juice on the pharmacokinetics of atenolol. PMID:15983823

出典:

☑️まとめ

👧「難しすぎてよく分かりません…」

「一度で全部分からなくても良いよ」👩

「動態の変動要因が式で表現できる事だけ、知識として知っておけば取り敢えず良いよ」👩

「丸善の本を貸してあげるから、少しずつ読んでみよう」👩

👧「はい!先輩」

出典:

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最終更新日2021年4月24日

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新版 薬の相互作用としくみ

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