サリチル酸を併用する場合のバルプロ酸の薬物動態の変化について



サリチル酸を併用する場合のバルプロ酸の薬物動態の変化について

☑️はじめに

バルプロ酸はサリチル酸との相互作用が知られています。

遊離型濃度が上昇し、代謝が阻害されるとバルプロ酸の添付文書に記載されています。

症例報告を検索すると、総濃度の上昇が2倍以内なのに遊離型濃度は数倍に増加の例がありました。

何が起きているのでしょう?

薬物動態学の知識を駆使して、この現象を解釈します。

プロローグ

👩‍⚕️バルプロ酸は、総濃度に対する遊離型分率に注意が必要。

👨‍⚕️?

👩‍⚕️TDMで測定するのは総濃度だけど、薬効や副作用と相関するのは遊離型バルプロ酸だよ。

👩‍⚕️例えばアスピリンと併用すると総濃度は不変なのに遊離型分率が上昇して中毒を起こす場合がある。

👨‍⚕️‼️

👩‍⚕️アスピリンとの相互作用は2段階になる。ひとつめは…

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きをどうぞ。


Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意の上、14日間の無料トライアルをお試し。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

非結合型バルプロ酸の経口クリアランス及びAUCは蛋白結合率が低下しても変動しない



非結合型バルプロ酸の経口クリアランス及びAUCは蛋白結合率が低下しても変動しない

☑️はじめに

バルプロ酸はアルブミンへの蛋白結合率が高く、殆どが細胞外液中に存在します。

病態や他の薬物による蛋白結合置換で非結合型分率が上昇した場合、作用が増強されることはあるのでしょうか?

結論から言うと、作用強度は変わりません。

薬物の特徴づけから、薬効を発揮する非結合型バルプロ酸のAUCは変動しないことが予想されるからです。

詳しく説明しましょう。

さくら先輩、臨床薬物動態学の考え方に慣れてきました

ゆきさん、頼もしいね。今日も一緒に見て行こう!

プロローグ

📖デパケン®️添付文書
“全身クリアランスは主に肝固有クリアランスと血漿中蛋白非結合率の影響を受ける”
📖デパケン添付文書
“蛋白結合率が低下した場合、総血漿中濃度は低下するが、非結合型濃度は低下しない”

👧ずいぶん詳しく書いてありますね

👩内容の理由を説明しよう。まずは薬物の特徴づけだけど…

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きをどうぞ。


Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意下さい。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

タンパク結合率が変動しても、ピルシカイニドの遊離型濃度は影響されない



タンパク結合率が変動しても、ピルシカイニドの遊離型濃度は影響されない

☑️はじめに

ピルシカイニドはアルブミンの他、α1-酸性糖たん白に結合します。

α1-酸性糖タンパクは炎症時に増えるので、たん白結合率が変わります。

この時、ピルシカイニドの体内動態に変化は起きるのでしょうか?

薬効が増強されたり減弱されたりすることはあるのでしょうか?

結論から言うと、ピルシカイニドの作用強度が変わることはありません。

PKの特徴づけから、たん白結合率が変化しても薬効を担う遊離型薬物濃度は不変と推定されるからです。

今回の記事では、たん白結合率が変動してもピルシカイニドの遊離型濃度は影響されないことを解説します。

さくら先輩、薬物動態は難しいそうです…

ゆきさん、大丈夫。難しい数式はないよ。一緒に見て行こう。

プロローグ

📖ピルシカイニドはα1-酸性糖たん白(AAG)に結合する

👧炎症時にAAGが増加すると効果は増強しますか?
👩否。薬効を担う遊離型濃度は不変だよ

Ae=0.9, CL=230mL/min, Vd=80L, fuB=0.65でTable2132

エタンブトールやメトホルミンと同じ特徴を持ちます。

👧初見です。もう少し説明お願いします
👩🆗まずは薬の特徴づけだけど…

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きをどうぞ。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について