骨粗鬆症と末梢動脈疾患との間に関連はありますか:台湾のコホート研究



骨粗鬆症と末梢動脈疾患との間に関連はありますか:台湾のコホート研究

☑️はじめに

末梢動脈疾患(PAD)の有病率は、近年の高齢化に伴い10~20%と増加傾向です。

一方、高齢者にとって脆弱骨折のリスクがある骨粗鬆症は、以前からPADとの関連が研究されていますが、結論は出ていません。

カリフォルニアで実施された小規模なコホート研究では、女性において年齢依存で弱い関連が見られ、米国の横断研究では骨減少症および骨粗鬆症の女性でPAD有病率が有意に高い結果でした。

オランダの研究でも、大腿骨頸部骨密度が低い女性のみにPADリスクの上昇が見られ、男性では関連がないことが示されています。

また、病態生理学的因子に関する理解は進んでいますが、PADにおける骨粗鬆症の病因的役割についての確かなエビデンスは不足しています。

今回紹介する研究の目的は、NHIRDの記録を用いて骨粗鬆症とPADの関連性を検証することです。

研究の仮説は、骨粗鬆症がPADの発症率の増加と相関するというものです。

プロローグ

👵骨粗鬆症なんだけど、長く歩くとふくらはぎが張って痛くて。

👵こんどもう少し検査をしましょうって言われたのよ。

👩💭論文で読んだわ…

出典: twitter.com

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