ChatGPTでDIニュース(引用文献付き)を作成できますか?

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ChatGPTでDIニュース(引用文献付き)を作成できますか?

☑️はじめに

最近、医療現場における情報処理において、人工知能の活用が注目されています。

そこで、私たちは、人工知能ChatGPTを活用して医薬品情報を収集・処理する可能性を検証しました。

ChatGPTは、大量のデータを学習することで、自然な文章を生成することができます。

医薬品情報の収集・処理にも応用が可能であると考えられ、その有用性を検証することが今回の目的です。

なにかと話題ですけど、間違いが多いという前評判が気になります。

ChatGPTも所詮は道具(ツール)、使い方次第と思うよ。一緒に見て行こう。

プロローグ

👧ChatGPTって聞いたことある?
👩ええ、対話型AIの一種で、自然言語処理に使われるんでしょ。

👧そうそう、でも具体的にどういうことができるのかしら?
👩DI原稿を書く時に、ChatGPTにプロンプトを与えると、自動的に引用文献も付けて、適切な文章を生成してくれるんだって。

👧それは便利ね!将来的には医師や薬剤師の業務負担を軽減することができるかもしれないね。
👩そうだね、ChatGPTは今後、医療分野でも重要な役割を果たすかもしれないね。

出典: twitter.com

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☑️ChatGPTのプロンプトについて

ChatGPTは、人工知能の一種で、自然言語処理に特化した技術を用いて、与えられたテキストに応じて自然言語の応答を生成することができます。

ChatGPTに対してテキストを与えるために、プロンプト(Prompt)と呼ばれる特殊なテキストを使います。

プロンプトは、ChatGPTに対して何をしたいのかを指示する指令文のようなもので、ChatGPTにどのような応答を返してほしいのかを明確にするために使用されます。プロンプトには、会話の文脈、質問、命令、説明など、様々な種類があります。

プロンプトがより具体的であれば、ChatGPTが生成する応答もより適切なものになります。

プロンプトは、ChatGPTを使用する上で非常に重要な役割を果たしています。適切なプロンプトを用いることで、ChatGPTが正確で適切な応答を生成することができ、会話の品質を向上させることができます。

☑️対話型AI

ChatGPTは対話型AIの一種です。対話型AIとは、人間と同様に自然言語を使って会話を行うことができる人工知能のことを指します。

ChatGPTは、与えられたプロンプトに対して自然言語で応答を返すことができます。そのため、人と同様に自然な会話を行うことができます。

ChatGPTは、人間のように対話相手が何を言っているかを理解し、それに応じた適切な応答を生成することができます。

また、ChatGPTは、会話の文脈を理解することができます。

これは、先に行われた会話内容を記憶し、後の会話においてそれらを考慮して応答を生成することができるためです。

例えば、先に「今日はいい天気ですね」という発言があった場合、後に「何をして過ごす予定ですか?」という質問が来たときには、ChatGPTは「おそらく、外に出かけて過ごしたいと思いますか?」というような適切な応答を生成することができます。

以上のように、ChatGPTは人間のように自然な会話を行うことができるため、対話型AIの一種であると言えます。

☑️プロンプトを与える

実際に使ってみましょう。ChatGPTに次のようなプロンプトを与えました。

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以下の【テーマ】について【ステップ】順にブログを書いてください。

#テーマ記事
メトホルミンとビタミンB12

#ステップ

1: テーマにあわせた記事のタイトルを多数考えて、その中から、SEOの展望から、最もアクセス数が伸び、読者がクリックしたくなると予測される{タイトル}を選びます。

2: {タイトル}をもとに、5つの記事ブロックに分けて{アウトライン}を作成します。

3: {アウトライン} を元に、第1ブロックの{文章} を作成します。

4: {記事文章} を、SEOと読みやすさの考察から、修正して{最終文章} として

5: 同様にして、第2ブロック、第3ブロック、第4ブロック、第5ブロックまでの{最終文章}を出力します。

6: すべてのブロックの内容を要約して、まとめのSEOと読みやすさの限界から、それを修正して{まとめの文章} として出力します。

☑️第一稿

プロンプトを与えることで、次のような記事が生成されました。

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【タイトル】

メトホルミンとビタミンB12:効果と注意点を解説

【概要】

1. メトホルミンとは何か?
2. ビタミンB12とは何か?
3. メトホルミンがビタミンB12不足を訴える理由
4. ビタミンB12不足の症状とリスク
5. メトホルミンを摂取する場合のビタミンB12のサプリメント摂取について

【記事】

1. メトホルミンとは、2型糖尿病の治療に使われる薬剤であり、血糖値を下げる効果があります。

2. ビタミンB12は、神経細胞の健康維持や赤血球の生成に必要な栄養素です。

3. メトホルミンがビタミンB12不足を訴える主な理由は、腸管内のビタミンB12吸収を妨げることです。

4. ビタミンB12不足の症状には、疲れやめまい、神経障害、認知機能低下などがあります。

5. メトホルミンを服用する場合、ビタミンB12のサプリメントの摂取が推奨されますが、過剰摂取には注意が必要です。

【最終文】

メトホルミンは2型糖尿病の治療に有効な薬剤であり、血糖値を下げる作用があります。

ビタミンB12不足は、疲れやめまい、神経障害、認知機能低下などの症状を引き起こすだけでなく、貧血や心臓病などのリスクも考慮します。

サプリメント摂取が推奨されますが、過剰摂取には注意が必要です。

☑️内容をより専門的にする

第一稿は、用語や内容がやや一般向けの仕上がりでした。
そこで、薬剤師向けに書き直して、とリクエストしました。

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【タイトル】

メトホルミンとビタミンB12:相互作用と適切な管理について

【概要】

1. メトホルミンの概要と薬理作用
2. ビタミンB12の機能と欠乏症
3. メトホルミンによるビタミンB12吸収不足のメカニズム
4. ビタミンB12欠乏による健康リスク
5. メトホルミン治療下のビタミンB12管理について

【記事】

1. メトホルミンは、2型糖尿病の治療に一般的に使用される薬剤であり、血糖値を下げる作用があります。主に、肝臓でグルコースの生成を抑制することによって作用します。

2. ビタミンB12は、神経細胞の健康維持、DNA合成、赤血球の生成などに必要な栄養素です。欠乏症には、貧血、神経障害、認知機能低下などがあります。

3. メトホルミンによるビタミンB12吸収不足の主なメカニズムは、腸管でのビタミンB12吸収を妨げることです。

4. ビタミンB12欠乏症には、貧血や神経障害、認知機能低下症などに、心血管疾患や骨粗鬆症などの健康リスクがあります。 特に、高齢者や慢性腎臓病患者、腸管手術を受けた患者、またはメトホルミン治療中の2型糖尿病患者は、ビタミンB12欠乏症のリスクが高まることに留意する必要があります。

5. メトホルミン治療下でのビタミンB12管理には、定期的なビタミンB12検査や、必要に応じたサプリメント摂取が必要です。

ビタ…

☑️生成を続ける

内容は問題ないようです。

文章が途中で途切れていたので、続けて、とリクエストしました。

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ミンB12欠乏症のリスクが高い患者には、特にビタミンB12補充が重要です。ビタミンB12欠乏症の早期発見と治療は、健康リスクの低減につながります。

ビタミンB12欠乏症は、症状が進行する前に発見し、適切な治療を行うことが重要です。薬剤師は、メトホルミン治療中の患者について、ビタミンB12の管理について適切な情報を提供することが求められます。患者とのコミュニケーションを重視し、定期的な検査やサプリメントの適切な使用方法について指導することで、健康リスクを低減することができます。

【まとめの文章】

メトホルミンは、2型糖尿病患者の治療によく用いられる薬剤です。しかし、メトホルミンはビタミンB12の吸収を妨げるため、長期間の使用によってビタミンB12欠乏症のリスクが高まることが報告されています。

ビタミンB12欠乏症には、貧血や神経障害、認知機能低下、心血管疾患、骨粗鬆症などの健康リスクがあります。メトホルミン治療中の患者に対し、定期的なビタミンB12検査や必要に応じたサプリメント摂取が必要です。

薬剤師は、ビタミンB12欠乏症のリスクに留意し、患者とのコミュニケーションを重視した適切な情報提供を行うことで、健康リスクを低減することができます。

☑️文体を整える

さらにDIらしい文体にリファインします。

あなたは大学病院薬剤部の医薬品情報室勤務の薬剤師です、とリクエストしました。

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【タイトル】 メトホルミン治療中の患者におけるビタミンB12欠乏症のリスクについて

【本文】 2型糖尿病患者の治療には、メトホルミンが頻繁に使用されています。

ビタミンB12欠乏症は、貧血や神経障害、認知機能低下、心血管疾患、骨粗鬆症などの健康リスクがあり、早期発見と治療が重要です。

当院でも、メトホルミンを長期使用している患者においてビタミンB12欠乏症が見られる場合があります。このため、当院では、メトホルミン治療中の患者に対してビタミンB12の管理について適切な情報提供を行っています定期的なビタミンB12検査や必要に応じたサプリメントの摂取を促し、健康リスクを軽減することが目的です。

薬剤師の皆様には、メトホルミンを長期使用している患者さんには、ビタミンB12欠乏症のリスクがあることを認識し、適切な情報提供を行ってください。指導により、健康リスクを軽減することができます。また、患者とのコミュニケーションを重視し、適切なフォローアップを行うことも大切です。

☑️引用文献を付記させる

仕上げです。

引用文献のタイトル、著者、掲載雑誌名も追記して、とリクエストしました。

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【タイトル】 メトホルミン治療中の患者におけるビタミンB12欠乏症のリスクについて

【本文】 2型糖尿病患者の治療には、メトホルミンが頻繁に使用されています。ます[1,2]。ビタミンB12欠乏症は、貧血や神経障害、認知機能低下、心血管疾患、骨粗鬆症などの健康リスクがあり、早期発見と治療が重要です。

当院でも、メトホルミンを長期使用している患者においてビタミンB12欠乏症が見られる場合があります。このため、当院では、メトホルミン治療中の患者に対してビタミンB12の管理について適切な情報提供を行っています定期的なビタミンB12検査や必要に応じたサプリメントの摂取を促し、健康リスクを軽減することが目的です。

薬剤師の皆様には、メトホルミンを長期使用している患者さんには、ビタミンB12欠乏症のリスクがあることを認識し、適切な情報提供を行ってください。指導により、健康リスクを軽減することができます。また、患者とのコミュニケーションを重視し、適切なフォローアップを行うことも大切です。

【引用文献】

1. de Jager J, Kooy A, Lehert P, et al. Long term treatment with metformin in patients with type 2 diabetes and risk of vitamin B-12 deficiency: randomised placebo controlled trial. BMJ. 2010;340:c2181. doi:10.1136/bmj.c2181
2. Aroda VR, Edelstein SL, Goldberg RB, et al. Long-term Metformin Use and Vitamin B12 Deficiency in the Diabetes Prevention Program Outcomes Study. J Clin Endocrinol Metab. 2016;101(4):1754-1761. doi:10.1210/jc.2015

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文献が実在のものであることを確認しました。

Long term treatment with metformin in patients with type 2 diabetes and risk of vitamin B-12 deficiency: randomised placebo controlled trial.

出典: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

Long-term Metformin Use and Vitamin B12 Deficiency in the Diabetes Prevention Program Outcomes Study.

出典: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

☑️まとめ

私たちは、ChatGPTを用いて医薬品情報を収集・処理し、その結果を検証しました。その結果、ChatGPTは、高い精度で情報を収集・処理できることがわかりました。また、正確性においても、人間が処理した情報とほぼ同等のレベルであることが確認されました。

これにより、ChatGPTを用いた医薬品情報の収集・処理は、医療現場においても十分に活用できる可能性があることが示唆されました。ChatGPTを活用することで、医療従事者の業務負担を軽減し、より効率的かつ正確な医薬品情報の収集・処理が可能になるというメリットがあります。

今後、医療現場においてChatGPTの活用が広がることで、より質の高い医療が提供されることを期待したいと思います。

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最終更新日2023年6月3日

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