サブクリニカル(不顕性)の甲状腺機能低下症の場合、スタチンに反応しなければレボチロキシンを投与する場合がある。



こんにちは。研修認定薬剤師の奥村です。先日こんな患者さんが見えました。

検診でLDL180以上あり、受診。甲状腺の検査もして、機能が少し下がっている、その影響かも知れないとの事でしたが、薬も開始しましょうと説明がありました。

薬は、本日からプラバスタチン10mg開始。

サブクリニカル(不顕性)の甲状腺機能低下症が鑑別に上がっているでしょうか。

検査値は薬局では確認できませんでしたが、TSH高値、FreeT4は基準範囲内で、TSH4.5~10μIU/mL程度かと推定しました。

疫学調査から、不顕性(潜在性)の2-5%が毎年顕性化することが分かっています。

不顕性の場合レボチロキシンによる心血管リスク改善効果は不明ですが、LDL高値で通常のスタチン治療に反応しない場合はレボチロキシンの投与で改善する可能性があります。今回まずはスタチンのみで経過観察のようです。

患者さんには、肝臓でコレステロールが作られるのを抑える薬で、いわゆる悪玉コレステロールのLDLが10~20%程度下がるので、LDL140程度まで下がるでしょう、と説明しました。

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