この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
昨シーズンに消費した抗インフルエンザ薬は厚労省によれば、のべ1,397万人分。どれくらいの薬代になるのでしょう?
はじめに
今日は医療経済の観点からインフルエンザの治療について考えたいと思います。
昨シーズンに消費した抗インフルエンザ薬は厚労省によれば、のべ1,397万人分とされています。これは、どれくらいの薬代になるのでしょう?
運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。
記事の続きは会員ログイン後にどうぞ。
インフルエンザの薬代は日本で年間どれくらいかかる?
実際には成人と小児の患者がいますが、簡略化して全て成人の標準用量で計算してみましょう。
代表的なゾフルーザとオセルタミビルで比較
今シーズン処方が増えているゾフルーザと、今シーズンから発売になったタミフルのジェネリック、オセルタミビルで計算してみます。解熱までの期間は同等と考えられます。
もし1,397万人が成人の標準用量(40mg)のゾフルーザを処方されたとすれば、薬代(薬価)だけで669億円かかります。一方で、1,397万人が成人の標準用量のオセルタミビルを処方されたとすれば190億円です。
差額は479億円
全員がタミフルのジェネリックを飲めば、1,397万人分の薬代は190億円で足りますが、全員がゾフルーザなら同じ190億円の予算で397万人分の薬代にしかなりません。
1,000万人分の薬代が消えてしまいました。追加で479億円が必要になります。
まとめ
あなたはインフルエンザになったらゾフルーザを希望しますか?それともオセルタミビルを希望しますか?
私たちひとりひとりが医療にコスト意識を持ち、賢明な選択をする事が出来るのか試されていると思います。
最終更新日:2020年1月21日
推薦図書
薬剤師の仕事に興味を持ったあなたに全力でお勧めのコミックがあります。
2巻には高額な自己負担を減らすためにジェネリック医薬品を提案する話もあります。ぜひご一読下さい。
|
コラム
職場の悩みはありませんか?
わたしも最初の職場がどうしても合わず、1年足らずで退職しました。今の職場は上司や同僚に恵まれ、毎日楽しく働いています。
あなたが現状に悩んでいるのであれば、専門家に相談してみてはいかがでしょうか?
転職を考える場合、現在の環境から離れることを一番に考えてしまいがちですが、転職先には現在の職場にない問題があります。
わたしはラッキーでしたが、転職後の方が辛い思いをしてしまった、と言う話も耳にします。
自分に適した職場を見つけるためには、頼れるスタッフに協力してもらうことが重要です。
回り道のように見えますが、転職を成功させるための最短の近道と思います。
あなたも1歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
あります!今よりアナタが輝く職場
薬剤師の求人ならエムスリーキャリア
スポンサーリンク
⬇新薬って高価いなあ…効き目が同じならジェネリックでいいや、思って下さったあなた、バナークリックをお願いします✨
自分だけ知ってるのはもったいないと思って下さったあなた、⬇のSNSボタンでシェアをお願いします😉