主治医からは飲むようにと言われているコレステロールの薬を、検診では医療費の無駄だから飲むには及ばないと言われたのですが。



主治医からは飲むようにと言われているコレステロールの薬を、検診では医療費の無駄だから飲むには及ばないと言われたのですが。

はじめに

こんばんは🌙😃❗健康生活アドバイザー、アロマ薬剤師🌿ゆき🌿です☺

家で作ったお節の煮しめが美味しかった正月です。

さて、今日は一次予防のスタチンの話です。SNSでタイトルのような話題が流れていました。主治医の先生を信じたら、と言う結論になったのを眺めながら、健康診断の担当医師の考えたのは、こんなことかなと想像しました。

リスクは一様でない

同じコレステロール高値でも、心筋梗塞の発症率は最もリスクの低いグループと、最もリスクの高いグループの間で実に100倍の開きがあり、個々人のリスクはその間にあります。

スタチンを飲むことで、5年間で1QALY(1人の不都合のない生活1年分)得するために必要なコストは、2011年の推計で、前者が3億2946万円、後者が1269万円。

1QALYの上限値、最大支払い意志は、日本で600~700万円と言われているので、それを下回る費用対効果をもつ医療行為が、おおむね社会として出費に見合うと考えられます。

しかしながら、最もリスクの高いグループさえ最大支払い意志の額を越えていたため、スタチンの一次予防はどの集団においても費用対効果の観点からは見合わず、推奨しない、と言うのが2011年の報告書の結論でした。

まとめ

家計に占める生命保険の支出と同じで、収入に見合った支出の適正金額があるはずです。リスクを恐れてオプションを付け過ぎれば生命保険料は高額となり、家計は破綻するでしょう。今後は健康診断医師のような考え方が主流になるのではないでしょうか。

追記。ただし、家族性高コレステロール血症であれば、話は別です。記事をあらためて書きたいと思います。

参考文献

薬局2018年4月号 所得格差時代の薬物療法

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