脳卒中後のてんかん発症リスク低下に補陽還五湯は有効ですか
☑️はじめに
脳卒中は世界で成人の死亡および生命喪失年数の第2位の原因であり、そのコストも高いです。
脳卒中後の合併症として、てんかんが一般的に考えられています。
台湾などのアジア諸国では伝統的な漢方薬が使用されており、その中には「補陽還五湯」という漢方薬も含まれています。
補陽還五湯は脳虚血や血管合併症の治療に効果があるとされていますが、脳卒中患者に対するてんかんの効果に関する情報は限られています。
このため、台湾の保険診療データを使用して、補陽還五湯治療を受けた脳卒中患者と受けていない患者のてんかんリスクを調査するための全国的な研究が行われました。
台湾の友達のおばあちゃんが脳卒中で補陽還五湯を飲んでるって言ってました。
繁用される方剤だね。エビデンスを確認しておこう。
プロローグ
👧じいちゃん、補陽還五湯について教えて!
👴いいとも、小雪。補陽還五湯は活血化瘀薬と大量の黄耆から成る。
気虚の血瘀に対する代表的な方剤じゃ。
脳出血の急性期が過ぎた回復期に適しておる。
活血化瘀薬は出血や壊死組織の分解や吸収、或いは閉塞部の開通や側副路形成を促進。
熄風薬の地竜や赤芍・当帰・川芎は筋の痙攣を緩解し、黄耆は抵抗力を高めて浮腫を軽減する。
以上の配合で機能回復をはかる方剤じゃ。
👴脳卒中に限らず、気虚の血瘀を目標に幅広く使用すると良いぞ。
出典: twitter.com
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