アトピー性皮膚炎にシクロスポリンは安全かつ有効な治療法ですか



アトピー性皮膚炎にシクロスポリンは安全かつ有効な治療法ですか

☑️はじめに

アトピー性皮膚炎は日常診療で頻繁に遭遇する疾患です。

これまで国内には、2つのガイドラインがありました。

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン。皮膚科診療を専門とする医師を対象として作成されたものです。

厚生労働省研究班および日本アレルギー学会の診療ガイドライン。皮膚科以外のアレルギー疾患の診療に関わる医師、関連領域の医療従事者を対象として作成されたものです。

2018年に、2つを統合し、アトピー性皮膚炎の患者の診療に関わるすべての医師、医療従事者を対象とした診療ガイドラインが作成されました。

薬剤師としても押さえておきたいガイドラインです。今回はシクロスポリンの処方監査が出来ることを目的に、ガイドラインを読んでみましょう。

プロローグ

Rp.シクロスポリン150mg分2
ステロイド外用
👨アトピーがひどくて
👩💭この前教えてもらったっけ

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後、またはブラウザのまま視聴できるラジオでどうぞ。

Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意下さい。

“アトピー性皮膚炎にシクロスポリンは安全かつ有効な治療法ですか” の続きを読む

OATP1B1を阻害するシクロスポリンの併用で、スタチンのLDL-C低下作用とミオパチーリスクはどうなりますか



OATP1B1を阻害するシクロスポリンの併用で、スタチンのLDL-C低下作用とミオパチーリスクはどうなりますか

☑️はじめに

シクロスポリンはOATP1B1阻害作用を持ち、スタチンの血中濃度を上昇させます。

そのため、シクロスポリン服用時にスタチンは減量して使用されますが、スタチンの治療効果とミオパチー発生にどのように影響するのでしょうか。

今回の記事では、OATP1B1阻害薬併用時の低用量スタチンの効果と安全性について、OATP1B1遺伝子多型の研究を参考に考察したいと思います。

国内でシクロスポリンと一番併用されているスタチンはアトルバスタチンと聞きました。

インパクトのあるAUC上昇率に比して、肝臓内暴露量はそれほど上がらないようです。一緒に見て行きましょう!

プロローグ

Rp.シクロスポリン
アトルバスタチン
👩💭併用できるのかしら
👨低用量のアトルバスタチンは慎重に使用できそうです

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後、またはブラウザのまま視聴できるラジオでどうぞ。

Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意の上、14日間の無料トライアルをお試し下さい。

“OATP1B1を阻害するシクロスポリンの併用で、スタチンのLDL-C低下作用とミオパチーリスクはどうなりますか” の続きを読む

シクロスポリンと併用する場合、アトルバスタチンの用量はどの程度にすればよいですか



シクロスポリンと併用する場合、アトルバスタチンの用量はどの程度にすればよいですか

☑️はじめに

本邦において、アトルバスタチンはシクロスポリンともっとも併用されているスタチンです。

添付文書においてピタバスタチン、ロスバスタチンが併用禁忌であり、唯一シクロスポリンと禁忌記載のないストロングスタチンのためと考えられます。

この併用でスタチンのAUCが上昇することは有名です。

Googleで検索すれば各スタチンのAUC上昇率が容易に調べられ、ミオパシーや横紋筋融解症のリスクになると書かれています。

スタチンは低用量を慎重に使用する必要があると考えられます。

それではアトルバスタチンとシクロスポリンを併用する場合、アトルバスタチンの用量はどの程度にすればよいのでしょうか

実際に横紋筋融解症を起こした症例報告はあるのでしょうか。

記事ではPubmedで検索した論文をもとに、この臨床疑問を考えて行きます。

プロローグ

1,2000人のフォロアーを有するTwitterでアンケートをとりました。

シクロスポリンと併用する場合、アトルバスタチンの用量は回答の殆どが10mg未満。
そのうちの半分強は5mg未満との回答でした。

相互作用を考慮し、低用量で慎重に使用している実態が分かりました。

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後、またはブラウザのまま視聴できるラジオでどうぞ。

Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意の上、14日間の無料トライアルをお試し下さい。

“シクロスポリンと併用する場合、アトルバスタチンの用量はどの程度にすればよいですか” の続きを読む