咳嗽に対して用いる漢方薬はどのように選べばよいですか



咳嗽に対して用いる漢方薬はどのように選べばよいですか

☑️はじめに

咳嗽に対して漢方薬が処方されることがあります。
様々に使い分けられているように見えます。
いったいどのような基準で選ばれているのでしょうか。

病名だけでなく、漢方のパラダイムで使い分け方を解説します。
記事は和漢の成書と以下の論文をもとに執筆しています。

耳鼻咽喉科領域における漢方治療

出典: www.jstage.jst.go.jp

咳に用いる漢方も沢山ありますね。

少陽病期・胸内型で熱証という分類は共通するよ。見て行こう。

プロローグ

👨‍⚕️咳に対する漢方薬について教えて下さい

👩‍🎓🆗咳嗽・遷延性咳嗽は六病位で少陽病期・胸内型の病態に分類されます。半表半裏の熱証です。

👩‍🎓六病位の他、証の虚実や特異的症候を勘案して、最終的に方剤が決定されます。

👩‍🎓激しい咳き込みがある場合、明らかな口渇や自汗のある実証では麻杏甘石湯、それがない虚証では麦門冬湯を用います。

👩‍🎓虚実間証・気鬱で咽頭閉塞感がある場合は柴朴湯、虚証・血虚があり皮膚の萎縮のある場合は滋陰降火湯を用います。

👩‍🎓虚実間証でいらいらや胃症状を伴う場合は竹茹温胆湯を用います。

出典: twitter.com

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発熱と悪寒の併存する麻黄湯証、体は温めるのと冷やすのとどちらがよいですか



発熱と悪寒の併存する麻黄湯証、体は温めるのと冷やすのとどちらがよいですか

☑️はじめに

風邪の引き初めには熱と同時に悪寒がします。

いったい保温とクーリングのどちらがいいのでしょう。

記事ではこの病態の把握と治療法を西洋医学と漢方の両面から解説します。

さくら先輩、麻黄湯は太陽病期の表実証、真熱表仮寒証に用いるのでしたね。

ゆきさん、勉強しているね。漢方の病態把握と治療法を再確認しよう。

プロローグ

Rp.麻黄湯
👨熱があります。寒気がして震えが
‍‍👧先輩が真熱表仮寒証とか言ってたやつ…体は温める?冷やす?

👩風邪を引くと、体は熱の放散を防ぎ、また熱産生を増やそうとします。

‍‍👩寒気があれば、熱が上昇する途中なので、熱があっても保温が必要です。
‍‍👩体の火照りを感じるようになったら、クーリングの適応となります。

‍‍👧麻黄湯は白湯に溶いて飲み、寒気がある間は毛布で保温して下さいね。
👩漢方による病態把握をもう少し詳しく説明しましょう。まず…

出典: twitter.com

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鼻副鼻腔炎に用いる3つの漢方、どのように使い分けたらよいですか



鼻副鼻腔炎に用いる3つの漢方、どのように使い分けたらよいですか

☑️はじめに

副鼻腔炎に漢方が用いられる場合があります。

葛根湯加川芎辛夷、辛夷清肺湯、荊芥連翹湯が代表的です。

これらの漢方薬は、どのように使い分けられているのでしょう。

虚実など、伝統的な漢方のパラダイムに従った考え方ではどのように説明されるのでしょうか。

記事は和漢の書籍の他、論文を参考に執筆しています。

プロローグ

👨鼻が詰まったり透明な鼻水が出たり。汗は出ません。
首がこる感じはありますね。

若年で体力あり。自然発汗なし。項背部のこり。
鼻汁は膿性でない。後鼻漏もない。体の熱感もなし。
顔色は浅黒くない。腹直筋の緊張もなし。

‍👩副鼻腔炎ですね。漢方を希望とのことで、これを飲んでください。
①葛根湯加川芎辛夷
②辛夷清肺湯
③荊芥連翹湯
👩答えは記事で。

出典: twitter.com

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