潜在性結核感染症の治療はイソニアジド単剤。神経障害の予防にピリドキサールが投与される場合も。
はじめに
前期高齢者で、パートナーが結核の標準治療(イソニアジド・リファンピシン・ピラジナミド・エタンブトール)を受けている方に、次のような処方がありました。
イソニアジド錠100mg 3錠 1日1回 朝食後
ピリドキサールリン酸エステル水和物錠10mg 6錠 1日2回 朝夕食後
イソニアジド単剤は、潜在性結核感染症(LTBI)の治療目的と考えられます。結核菌に感染しているけれど、発症していない状態です(出典 : JAID/JSC感染症治療ガイド2019)1)。
この治療の利益とリスクについて述べます。
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