子供が溶連菌と言われたら。熱以外の症状は?薬は必要?学校や保育園は休まないといけない?薬は飲みきる必要がある?

薬剤師監修、溶連菌について保護者の方への記事です。

Q1)どんな病気ですか?
A1)喉風邪の一種で、溶連菌と言う細菌に感染することで起こります。高い熱が出ますが、咳などの風邪症状は無い事が多いです。喉に白い膿がついていたり、首の前側を押さえると痛みがあったりします。くしゃみなどの飛沫で感染します。冬場と夏場に多い病気です。

Q2)どんな治療をしますか?
A2)ペニシリン系の抗生物質を10日間飲みま す。熱が高かったり、喉がひどく痛む場合は、 熱さましの坐薬や飲み薬を頓服で使用します。

Q3)抗生物質は必要ですか?
A3)喉風邪そのものは自然に治る病気ですが、3歳から15歳のお子さんは、溶連菌が原因でリウマチ熱と言う病気になることが、ごく稀にあります。抗生物質を10日間飲むことで、その大部分が予防できると分かっています。抗生物質は溶連菌後の扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)や中耳炎の予防にもなります。

Q4)おしっこの検査をするのはなぜですか?
A4)溶連菌になって1週間から3週間後に、腎臓が炎症を起こし、浮腫んだり血圧が高くなることがあります。これは抗生物質を飲んでいても予防できるかどうか、はっきり分かっていません。症状が強い場合は利尿剤などを飲みますが、15歳以下であれば治ることが多いです。

Q5)園や学校を休まないといけませんか?
A5)学校保健法と言う法律で、抗生物質を飲み始めて1日が経過し、また熱が下がるなどする までは、園や学校を休むように定められています。抗生物質を1日飲めば、他の子どもにうつりにくくなるとされます。

Q6)どんな経過をとりますか?
A6)熱や喉の痛みは3,4日で良くなって来ます。長引く時は薬が効いていない場合もありますので、お医者さんに相談して下さい。熱が下がって喉の痛みがなくなっても、抗生物質は薬局でもらった日数分を飲み切るようにして下さい。

参考文献
「ジェネラリストのための内科診断リファレンス」 監修 酒見英太 著 上田剛士 495-499頁 医学書院 2014年
「症状でみる子どものプライマリ・ケア」 著 加藤英治 64-65頁 医学書院 2010年
「かぜ診断マニュアル」 編著 山本舜悟 71-79頁 日本医事新報社 2013年

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