塩分を摂りすぎると、血圧が高くなると言うのは本当でしょうか?

こんにちは。研修認定薬剤師の奥村です。今日は家族でイオンに行きました。映画は見なかったのですが、モーリーで遊んで、買い物をして帰りました。娘に新しいアウターが買えて良かったです。

さて、今日は栄養疫学の話です。減塩が高血圧の予防に良いとよく耳にします。世界保健機構(WHO)からも、一日摂取量を6gとする勧告があります。一体、何かの裏付けがあるのでしょうか?

今回紹介する疫学研究では、生涯の累積塩分摂取量が血圧と相関を示した、と報告しています。

研究では、32ヵ国52の地域に住む20歳から59歳の合計1万人を対象にナトリウムの尿中排泄量と血圧が測定されました。食塩摂取量と血圧上昇量には密接な関係があり、1日辺り1gの食塩摂取で1歳年を取ると、0.058mmHgだけ血圧が上がると言う結果でした1)。

この仮説に従って試算してみます。日本人の平均塩分摂取量は1日辺り11gなので、20歳でのsBP120とすれば、60歳ではsBP145程度まで上昇する計算になります。もしWHOの推奨する6gに留めれば、60歳でのsBPは134程度に留まると試算されます。

あくまでも摂取量と相関が見られただけで、減塩すると血圧が下がるかは、介入試験の結果を待たねば行けませんが、試す価値はありそうです。

いかがでしたか。皆さんの健康を守るための参考になさって下さい。

以下、アブストラクトの機械翻訳です。「24時間の尿中電解質排泄量と血圧との関係を、観察者の中央訓練、中央検査室および広範な品質管理を伴う高度に標準化されたプロトコールに基づいて、世界中の52のセンターからサンプリングした20〜59歳の男性および女性10,079人で調べた。

電解質排泄と血圧との関係を各センター内の個々の被験者で調べ、これらの回帰分析の結果を全52のセンターについて集めた。集団中央値電解質値と集団血圧値との関係も、52のセンターにわたって分析された。

ナトリウム排泄量は、0.2mmol / 24h(Yanomamo Indians、Brazil)から242mmol / 24h(中国北部)の範囲であった。個々の被験者(センター内)では血圧に有意に関連していた。

4つのセンターでは、ナトリウム排泄量が非常に低く、低血圧で、年齢とともに血圧の上昇傾きがほとんどまたはまったくないことがわかった。他の48のセンター間で、ナトリウムは、年齢とともに血圧の傾きに有意に関連したが、血圧の中央値または高血圧の罹患率には関連していなかった。

カリウム排泄は、交絡変数の調整後、個々の被験者の血圧と負の相関があった。センター間で一貫した関連性はなかった。

ナトリウム対カリウム比と血圧との関係は、ナトリウムと同様のパターンを示した。肥満指数およびアルコール摂取量は、個々の被験者において血圧と大きく独立した強い関係を有していた。」

参考文献
栄養データはこう読む!佐々木敏 女子栄養大学出版部
1)Intersalt: an international study of electrolyte excretion and blood pressure. Results for 24 hour urinary sodium and potassium excretion. Intersalt Cooperative Research Group. PMID: 3416162

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