セファレキシンは皮膚感染症に有効か:PK/PDからの考察

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セファレキシン(CEX)は第一世代のセファロスポリンです。皮膚感染症に500mg 6時間おきがガイドラインで推奨されています。

インタビューフォームを参照すると、CEX500mgを用いた成人血中濃度シミュレーション試験において、生菌数抑制が6時間持続したとあり、これが用法用量や有効性の根拠の一つと考えられます。

ここではPK/PDの観点から考察してみます。CEX500mg服用によるCmax18.4 Tmax2.9 T1/2 1.05-1.24 タンパク結合率は15%です。黄色ブドウ球菌S.AureusのMic50 3.13です。

増殖抑制を示す%TAM<40%は、2.4時間で、この条件であれば満たしそうです。

参考文献
JAID/JSC感染症治療ガイド2014
レジデントのための感染症診療マニュアル
ケフレックス インタビューフォーム