脂質異常症へのフィブラートは開放隅角緑内障のリスクを低下させますか



脂質異常症へのフィブラートは開放隅角緑内障のリスクを低下させますか

☑️はじめに

緑内障は視神経障害を引き起こす疾患です。

台湾を含むアジアでの有病率と疾病負担が、近年増加しています。

脂質異常症と緑内障は関連があり、血中脂質レベルの上昇が眼圧の増加と結びついています。

フィブラートは脂質異常症治療に使われ、PPARαとして知られるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体の活性化に関与しています。

脳虚血や神経変性疾患の実験モデルでは、PPARαの活性化が神経保護効果を持つことが示されています。

しかし、開放隅角緑内障の関連において、フィブラートの神経保護効果を評価した報告はありません。

今回取り上げる研究は、台湾人集団においてフィブラートの使用と開放隅角緑内障の有病率との関連を調査した、初めての研究です。

緑内障とフィブラート…聞いた瞬間は意外な組み合わせに思えます。

英国のコホート研究でもコレステロールと緑内障の関連を報告したものがあるよ。詳しく見てみようか。

プロローグ

👧英国のコホート研究はどんなものですか?

👩2022年の報告で、英国の2つのコホートにおいて、総コレステロール、HDL、LDLが眼圧と正の相関を示し、TG値が負の相関を示す可能性ありとするよ。

👩HDLとTGに関しては既報と異なる結果になっている。

👩今回取り上げる台湾のコホート研究も2022年のものだよ。どんな内容か詳しく見てみよう!

出典: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

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ベンズブロマロンの長期投与は認知症発症リスクを減らしますか



ベンズブロマロンの長期投与は認知症発症リスクを減らしますか

☑️はじめに

痛風は高尿酸血症を特徴とし、さまざまな合併症と関連する疾患です。

高齢者の認知症リスクを増加させることも報告されています。

認知症を発症すると機能の制限や生活の質の低下につながり、自立の喪失や死亡率の上昇につながる可能性があります。

一般に、痛風の治療には尿酸降下療法が含まれ、キサンチンオキシダーゼ阻害薬や尿酸排泄促進薬が使用されます。

しかし尿酸降下療法と認知症のリスクの関係は、これまで明らかでありませんでした。

今回紹介する研究は、台湾国民健康保険データベースを使用し、この臨床疑問を検討した観察研究です。

検索すると痛風や尿酸高値が認知症を予防という記事が多いですが…

メタ分析でも結論の出ていないCQだよ。日本語になっていない情報を読んでみよう。

プロローグ

👩メタ分析はどんな感じだろう…
💻合計5つのコホートが痛風における全原因認知症のリスクを報告した。痛風患者では全原因認知症のリスク低下がプール分析により示唆された [RR=0.67]。著しい不均一性のため、感度分析を実行した。しかし、痛風の薬物療法を受けたかどうかによって階層化されたサブグループの結果には一貫性がなかった。痛風患者を薬物治療すると、全原因認知症のリスクが大幅に減少した[RR=0.50] しかし、痛風患者に薬剤が投与されなかった場合には関連性は見出されなかった[RR=0.82、95%CI(0.57‐1.18)、P=0.285]。

出典: www.frontiersin.org

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喘息のないGERD患者をPPIで治療すると、喘息の新規発症を増やしますか



喘息のないGERD患者をPPIで治療すると、喘息の新規発症を増やしますか

☑️はじめに

胃食道逆流症(GERD)は、慢性咳嗽の一般的な原因です。

GERDは喘息症状の一因となることもあり、また喘息の引き金となる可能性も指摘されています。

GERDの有無にかかわらず、喘息患者におけるプロトンポンプ阻害薬(PPI)の喘息転帰に対する有効性を確認するため、多くの研究が行われてきました。

3カ月のPPIが、GERDを有する喘息患者の73%で喘息症状と肺機能が改善したとする報告もあります。

一方で、PPIは無症候性GERDを有する喘息患者の喘息コントロールを改善させなかったとの報告もあります。

今回紹介する研究の目的は、非喘息患者におけるPPI療法と、その後の喘息の発症との関連を明らかにすることです。

PPIと喘息発症リスク?思いつきもしない組み合わせでした。

どんな結論かな。わくわくするね。

プロローグ

👩
👧どうしたんですか?

👩この論文、引用文献が間違ってる…
👧マジで。

👩隅から隅まで読むと、こういうこともある。

出典: twitter.com

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