若年女性の急性単純性膀胱炎、キノロン以外どんな選択枝がありますか
☑️はじめに
薬剤師国家試験で取り上げられる急性膀胱炎の薬剤は、シプロフロキサシンが多い印象があります。
エビデンスが豊富かつキノロンの中では狭域で、尿路感染症に繁用されてきました。一方、CYP1A2阻害作用を有し、テオフィリンなどと相互作用を有するため、代替薬が必要になるケースがあります。
レボフロキサシンでも良いのですが、大腸菌にキノロン耐性が増えていることから、キノロン以外の抗菌薬を考えてよいかも知れません。AMR対策として薬剤師も役割を期待されています。
記事では疑義照会やトレーシングレポートを書く際に役立つ情報を掲載したいと思います。
若い女性の単純性膀胱炎の治療ですけれど、年配の医師はレボフロキサシンやシプロフロキサシン、若い医師はセファレキシンやオーグメンチン、バクタを使われる印象があります。
JAID/JSC2011のガイドラインではキノロンを第一選択としていたけれど、近年はAMR対策としてキノロンを抑制する方向で進んでいるよ。一緒に見ていこう!
プロローグ
若い女性が尿意切迫感、頻尿を訴えて受診しました。
発熱なし。尿検査で白血球反応あり。
尿道炎を否定するためGram染色すると、GPC Clusterが見えました。
あなたが処方するのは…
出典: twitter.com
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