メトホルミン長期内服はビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血をきたす



メトホルミン長期内服はビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血をきたす

☑️はじめに

メトホルミンを長期に服用していると、ビタミンB12欠乏症が30%程度に起きるとされます。

メトホルミン服用患者にメコバラミンが処方されているのを見て不思議に思った方もあるかもしれません。

巨赤芽球貧血を起こす場合も9%程度あるようです。

メトホルミン服用中に起きるビタミンB12欠乏症と巨赤芽球貧血について見て行きましょう。

さくら先輩、メトホルミンでビタミンB12欠乏が起きるなんて初耳です。

乳酸アシドーシスほど知られていないね。ゆきさん、しっかり学んでおこう!

プロローグ

👩‍⚕️内科を転院した患者さんに、メコバラミンが開始されたのを見たことがあります。

👩‍⚕️いま思えば、メトホルミン長期服用によるビタミンB12欠乏症だったのかも知れませんね。

👩‍⚕️今度、過去の採血結果を見せてもらう機会があれば、MCVやLDHを確認してみます。

出典: twitter.com

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腎機能低下患者で活性型ビタミンD3製剤と酸化マグネシウムの併用はミルク・アルカリ症候群を引き起こす



腎機能低下患者で活性型ビタミンD3製剤と酸化マグネシウムの併用はミルク・アルカリ症候群を引き起こす

☑️はじめに

高Ca血症と代謝性アルカローシス、急性腎障害の3徴が生じる病態は、ミルク・アルカリ症候群と呼ばれます。

古典的なミルク・アルカリ症候群は、シッピー療法を受けた胃潰瘍患者に散見されました。

時を経てH2遮断薬やPPIが治療の主流になると、シッピー療法は過去のものになりました。

ミルク・アルカリ症候群も一旦忘れさられたのです。

しかし現在の日本において、骨粗鬆症の治療に用いる活性型ビタミンD3製剤の普及により、この病態が再び注目を集めています。

さくら先輩、ミルク・アルカリ症候群って何ですか?

過去の病態と思えば、さにあらず。一緒に見て行こう!

プロローグ

👨‍⚕️アルファカルシドール、乳カル服用中の方に、他医院よりカマグが処方され、急激な腎機能低下を経験した事があります。

👨‍⚕️ミルク・アルカリ症候群と呼ばれる病態であることを後に知りました。

👨‍⚕️カマグはありふれた緩下剤ですが、使いどころを間違えるとクスリがたちまちリスクに早変わりします。

出典: twitter.com

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高尿酸血症の3つの非薬物療法、清涼飲料水、コーヒーとビタミンC



高尿酸血症の3つの非薬物療法、清涼飲料水、コーヒーとビタミンC

☑️はじめに

尿酸値が高くてフェブリク、アロプリノールを飲む方は多いです。

いったい、薬物療法の他に尿酸値を下げる方法はないのでしょうか。

高尿酸血症と非薬物療法について調べると、清涼飲料水、コーヒー、ビタミンCが検討されていました。

結果を紹介します。

さくら先輩、薬剤師として非薬物療法をどう思われますか?

生活習慣病には非薬物療法による介入の価値はあると思うよ。一緒に見て行こう!

プロローグ

🆕フェブリク
🧔尿酸値がね。薬の他に何かある?

👩‍⚕️あります✨
✅清涼飲料は避けて。
果糖は糖質の中でも尿酸上げる作用が強いです。

✅1日2杯のコーヒーはお勧め。
尿酸値、痛風頻度を下げます。(PMID26905267)

✅ビタミンC500mg/日は尿酸値を低下させます。(PMID21671418)

🧔ありがと👍️

出典: twitter.com

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