ベンズブロマロンの長期投与は認知症発症リスクを減らしますか



ベンズブロマロンの長期投与は認知症発症リスクを減らしますか

☑️はじめに

痛風は高尿酸血症を特徴とし、さまざまな合併症と関連する疾患です。

高齢者の認知症リスクを増加させることも報告されています。

認知症を発症すると機能の制限や生活の質の低下につながり、自立の喪失や死亡率の上昇につながる可能性があります。

一般に、痛風の治療には尿酸降下療法が含まれ、キサンチンオキシダーゼ阻害薬や尿酸排泄促進薬が使用されます。

しかし尿酸降下療法と認知症のリスクの関係は、これまで明らかでありませんでした。

今回紹介する研究は、台湾国民健康保険データベースを使用し、この臨床疑問を検討した観察研究です。

検索すると痛風や尿酸高値が認知症を予防という記事が多いですが…

メタ分析でも結論の出ていないCQだよ。日本語になっていない情報を読んでみよう。

プロローグ

👩メタ分析はどんな感じだろう…
💻合計5つのコホートが痛風における全原因認知症のリスクを報告した。痛風患者では全原因認知症のリスク低下がプール分析により示唆された [RR=0.67]。著しい不均一性のため、感度分析を実行した。しかし、痛風の薬物療法を受けたかどうかによって階層化されたサブグループの結果には一貫性がなかった。痛風患者を薬物治療すると、全原因認知症のリスクが大幅に減少した[RR=0.50] しかし、痛風患者に薬剤が投与されなかった場合には関連性は見出されなかった[RR=0.82、95%CI(0.57‐1.18)、P=0.285]。

出典: www.frontiersin.org

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喘息のないGERD患者をPPIで治療すると、喘息の新規発症を増やしますか



喘息のないGERD患者をPPIで治療すると、喘息の新規発症を増やしますか

☑️はじめに

胃食道逆流症(GERD)は、慢性咳嗽の一般的な原因です。

GERDは喘息症状の一因となることもあり、また喘息の引き金となる可能性も指摘されています。

GERDの有無にかかわらず、喘息患者におけるプロトンポンプ阻害薬(PPI)の喘息転帰に対する有効性を確認するため、多くの研究が行われてきました。

3カ月のPPIが、GERDを有する喘息患者の73%で喘息症状と肺機能が改善したとする報告もあります。

一方で、PPIは無症候性GERDを有する喘息患者の喘息コントロールを改善させなかったとの報告もあります。

今回紹介する研究の目的は、非喘息患者におけるPPI療法と、その後の喘息の発症との関連を明らかにすることです。

PPIと喘息発症リスク?思いつきもしない組み合わせでした。

どんな結論かな。わくわくするね。

プロローグ

👩…
👧どうしたんですか?

👩この論文、引用文献が間違ってる…
👧マジで。

👩隅から隅まで読むと、こういうこともある。

出典: twitter.com

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小児喘息患者におけるアセトアミノフェンとイブプロフェンの急性増悪リスク



小児喘息患者におけるアセトアミノフェンとイブプロフェンの急性増悪リスク

☑️はじめに

アセトアミノフェンとイブプロフェンは、小児に最も広く使用されている薬剤です。

アセトアミノフェンは、出生前の投与、乳児への投与、前年度の曝露など、いくつかの状況において、喘息や喘鳴リスクを増加させることが、複数の研究で示唆されています。

イブプロフェンも頻繁に使用される解熱剤ですが、これらの研究では増悪リスクは報告されていません。

また、呼吸器感染症の併発による交絡も除外されていません。

今回紹介する研究は、台湾国民健康保険研究データベースを用いて、喘息児を対象に、2つの解熱剤を使用した場合の喘息増悪リスクを、リスク因子に着目しながら比較したものです。

※クリエイティブ コモンズ表示ライセンス (CC BY) の条件に基づいて配布されるオープンアクセスの論文です。

解熱剤と喘息増悪リスク…でも発熱していたら、使わない選択肢はありませんよね。

うん。より安全に解熱できる可能性が探られているよ。

プロローグ

👩👶発熱しています。喘息あります。
👧💭カロナールは増悪リスクあるのかしら…

出典: twitter.com

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