安定期COPD患者の急性増悪は三黄固本止咳のアドオンで減りますか



安定期COPD患者の急性増悪は三黄固本止咳のアドオンで減りますか

☑️はじめに

COPDは世界中に広く広がり、その有病率は増加傾向にあります。

心血管疾患や糖尿病などの合併症を引き起こし、患者の生活に大きな影響を与えています。

既存の治療法では完全な改善が難しく、新しいアプローチが求められています。

そこで注目されているのが、中医学の大家によって開発された中成薬「三黄固本止咳」です。

この中成薬は黄耆、黄精、陳皮、百部、五味子、赤芍、黄芩の7つで構成され、動物実験では気道炎症や気道狭窄の緩和に効果があるとされています。

しかし、まだ十分なエビデンスが得られておらず、その有効性や安全性を確認するために、ランダム化比較試験が行われました。

肺脾気虚がCOPDに特に関連しているとされています。

DBRCTでガチなデザインだね。評価項目は増悪の減少と複数のスケール+証スコア。どんな結果かな。

プロローグ

👧じいちゃん、肺脾気虚ってなに?

👴肺気虚と脾気虚を合わせたものじゃ。慢性呼吸器疾患をもち、胃腸の弱い場合にあたるぞ。

👴自然界から得られる後天の気は脾と肺から体内に取り込まれる。脾からは水穀の気、肺からは清気が取り込まれる。

👴脾肺気虚に陥るといずれの取り込みも不十分となり、易疲労性、呼吸が浅くなる、食欲減退などの症状が生じる。

👴六君子湯と五虎湯を組み合わせたり、補中益気湯と麦門冬湯を組み合わせたりして使用するんじゃ。

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後、またはブラウザのまま視聴できるラジオでどうぞ。


Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意の上、14日間の無料トライアルをお試し下さい。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

血府逐瘀湯はうつ症状を伴う安定狭心症患者の健康状態を改善しますか



血府逐瘀湯はうつ症状を伴う安定狭心症患者の健康状態を改善しますか

☑️はじめに

抑うつ症状は冠動脈性心疾患(CHD)患者に頻繁に見られ、QOLに重大な影響を及ぼすことが明らかです。

しかしながら、一般的な向精神薬には潜在的な副作用があります。

そのため、より安全で効果的な代替薬の探索が急務です。

CHDの狭心症は、中医学では「胸痺・心痛」と考えられ、気滞と血瘀が主な病因とされています。

今回紹介する研究では、抑うつ症状のある患者を含む狭心症患者を対象に、理気・活血化瘀剤である血府逐瘀湯のアドオンが有効かどうか検証されました。

中医学を英語論文で学ぶのってどうですか?

以前の論文は中文でしか読めなかったから、逆にチャンスだと思うよ。やってみよう!

プロローグ

【活血化瘀(かっけつかお)】
promoting blood circulation for removing blood stasis

血液循環を活性化し、血瘀を取り除く方剤による血瘀の治療。

血瘀の治療は活血化瘀ですが、それだけを行うことは多くありません。原因に応じた治法と活血化瘀を組み合わせます。特に大切なのは、血瘀と気滞の関係。

「血瘀は気滞を、気滞は血瘀を生じる」と言う密接な関係性があり、理気との組み合わせが基本となります。

出典: twitter.com

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後、またはブラウザのまま視聴できるラジオでどうぞ。


Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意の上、14日間の無料トライアルをお試し下さい。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

脂質異常症へのフィブラートは開放隅角緑内障のリスクを低下させますか



脂質異常症へのフィブラートは開放隅角緑内障のリスクを低下させますか

☑️はじめに

緑内障は視神経障害を引き起こす疾患です。

台湾を含むアジアでの有病率と疾病負担が、近年増加しています。

脂質異常症と緑内障は関連があり、血中脂質レベルの上昇が眼圧の増加と結びついています。

フィブラートは脂質異常症治療に使われ、PPARαとして知られるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体の活性化に関与しています。

脳虚血や神経変性疾患の実験モデルでは、PPARαの活性化が神経保護効果を持つことが示されています。

しかし、開放隅角緑内障の関連において、フィブラートの神経保護効果を評価した報告はありません。

今回取り上げる研究は、台湾人集団においてフィブラートの使用と開放隅角緑内障の有病率との関連を調査した、初めての研究です。

緑内障とフィブラート…聞いた瞬間は意外な組み合わせに思えます。

英国のコホート研究でもコレステロールと緑内障の関連を報告したものがあるよ。詳しく見てみようか。

プロローグ

👧英国のコホート研究はどんなものですか?

👩2022年の報告で、英国の2つのコホートにおいて、総コレステロール、HDL、LDLが眼圧と正の相関を示し、TG値が負の相関を示す可能性ありとするよ。

👩HDLとTGに関しては既報と異なる結果になっている。

👩今回取り上げる台湾のコホート研究も2022年のものだよ。どんな内容か詳しく見てみよう!

出典: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後、またはブラウザのまま視聴できるラジオでどうぞ。


Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意の上、14日間の無料トライアルをお試し下さい。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について