リピトールの添付文書には、グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、本剤のAUC0-72hが約2.5倍に上昇したとの報告がある、と記載があります。
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みなさんの中には、ご家族がピロリ菌の除菌を受けようと考えている方がいらっしゃるかも知れません。ピロリ菌除菌療法は、早期胃癌の方が内視鏡手術後に行うことで、胃癌の再発を抑制した、と言うエビデンスがあります1)。
治療については詳しいリーフレットが用意されていて、わたしの薬局にも常備されています。
手にとって見ると、除菌のリスク・ベネフィットや、除菌の成功率などについて、かなり詳しく書かれているのですが、薬剤師の視点からは重要なのに書いてない、と思うことがあります。
それは、薬の飲み合わせです。今日はピロリ菌除菌の薬の飲み合わせについてお話しようと思います。
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添付文書に併用注意の相互作用は沢山書かれています。でも、一体どれくらい注意したら良いのか、困る事はありませんか?
そこで紹介したいのが、PISCSです。薬剤固有のパラメーターを利用して、臨床報告のない組み合わせの相互作用も定量的に評価する理論です。
東大病院薬剤部の大野先生が発案された理論で、成書も出版されています。厚労省の相互作用の評価にも、そのコンセプトが採用されています。
医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン
出典: www.pmda.go.jp
本記事では、薬物相互作用を表記する用語を概観した後、PISCSを紹介しようと思います。
👧あらあら、セロケン服用中の方にラミシール錠が処方されましたよ~🦋🐗CYP2D6の相互作用があるんじゃね⁉️
👧併用でセロケンのAUCが3~10倍になりますね~🦋どうします?
🐗疑義照会に決まってるじゃねぇか💢💢
🐗ラミシール錠が削除にならなきゃ、調剤しねぇぞ‼️👧ちなみにAUC上昇率はPISCSのCR-IR法によりました🦋え、知らない?知らないならしょうがない。まあ、薬剤師なら知っていて当然ですけど🦋
🐗今すぐ読んでやるぜ💢💢
出典: twitter.com
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