皮膚感染症に対してCDTRは有効か:PK/PD理論からの考察

経口第三世代セファロスポリンのセフジトレン(CDTR)は、添付文書上、表在性皮膚感染症の適応がありますが、JAID/JSC感染症治療ガイドの皮膚軟部組織感染症の章には毛包炎・せつ・よう・伝染性膿痂疹の推奨薬物としてCEX、CCLと言った第一世代セファロスポリン、MINO、AMPCやCVA/AMPCが挙げられ、CDTRの記載はありません1)。

ここではPK/PDの観点から、皮膚感染症に対するCDTRの有効性を検討してみたいと思います。

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前向きコホート研究により、2,046人を14年フォローして高尿酸血症と痛風の初発率を評価した。

前向きコホート研究により、2,046人を14年フォローして高尿酸血症と痛風の初発率を評価した報告があります1)。

尿酸値が9.0mg/dL以上では年間4.9%、7.0~9.0で0.5%、7.0以下で0.1%に痛風を新規発症しました。尿酸値9.0以上の場合、5年間の痛風累積発症率は22%でした。

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