非腸チフス性サルモネラへの感染は川崎病の発症リスクとなりますか
☑️はじめに
川崎病は、主に5歳未満の小児に発症する中型の筋性動脈の急性、発熱性、炎症性血管炎であり、特に東アジアでの発症率が高い疾患です。
原因は未だ不明ですが、過去の症例集積研究では、様々な細菌やウイルス性病原体に関連した局所的な川崎病の発生が報告されており、感染症が関与している可能性があります。
サルモネラ菌は、胃腸炎や腸チフスなどを引き起こすグラム陰性の細菌であり、特に東アジアで非腸チフス性サルモネラ感染が広がっています。
最近の研究では、非腸チフス性サルモネラ感染が結節性多発動脈炎発症の引き金となる可能性が示唆されています。
今回紹介する研究では、台湾国民健康保険データベースを用いて非腸チフス性サルモネラ感染と川崎病発症の関連を検証しています。
桜姐、川崎病の原因はいまだに不明なのですよね。
流行や季節性、5歳未満がほとんどであること等から、比較的身近な細菌感染の関与が検討されてきたよ。
プロローグ
💻…本研究は非チフス性サルモネラと川崎病の疫学的関連を調査した最初の研究である。非チフス性サルモネラ感染患者では川崎病発症リスクが1.31倍高いことが示された…
出典: twitter.com
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