丹参は膀胱がん患者の臨床転帰に関連しますか
☑️はじめに
膀胱がんは10大悪性腫瘍のひとつです。局所性疾患から再発や進行を経て、生存率が低下する深刻な課題があります。一方で、がん治療による心毒性リスクも注目されています。こうした背景から、心血管系への配慮が治療の重要な要素となっています。中薬の一つである丹参は、心保護作用や抗がん作用が注目される生薬です。今回紹介する研究は、丹参の臨床的意義を解明する目的で計画されました。台湾のNHIデータを活用して、膀胱がん患者の生存率や心血管イベントへの効果が調査されています。
桜姐、丹参は日本では馴染みがない生薬ですね。
冠心II号方の君薬として有名だ。冠心II号方は大陸で開発された活血化瘀剤だよ。今回は単剤だけど、どんな論文かな。わくわくするね!
プロローグ
💻…MACEの全発生率は、中医学治療群(8.1%)および非中医学治療群(9.9%)に比べ、丹参治療群(5%)で有意に低かった(p<0.001)。Coxモデルにより、丹参による治療を受けた膀胱がん患者はMACE(調整ハザード比、0.56;95%信頼区間、0.38-0.84)および全死亡(調整ハザード比、0.60;95%信頼区間、0.44-0.82)のリスクが最も低いことが明らかになった。
出典: twitter.com
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