慢性腎臓病患者の標準治療に漢方をアドオンすると脳卒中を予防できますか



慢性腎臓病患者の標準治療に漢方をアドオンすると脳卒中を予防できますか

☑️はじめに

慢性腎臓病(CKD)は、脳卒中の独立した危険因子であることが報告されています。

一般集団への脳卒中予防治療は確立したエビデンスがありますが、CKDという特別な集団に対しては未だ確立していません。

ところで、漢方薬に腎保護作用があることはいくつかのエビデンスがあります。

CKD患者に漢方とベナゼプリルを併用した場合、ベナゼプリルを単独で使用した場合よりもeGFRが高く、タンパク尿も少なかったとする報告があります。

臨床試験のメタ分析でも、西洋薬に六味地黄丸を加えることで、BUN値の低下、24時間尿総蛋白の改善、血清クレアチニン値の低下など腎機能の改善が期待できることが示されました。

そこで漢方のアドオンによりCKD患者の脳卒中リスクを低減することができるのか、研究が計画されました。

CKDの治療に漢方をアドオンすると脳卒中リスクが減少するのですか?

興味深いね。さっそく見てみよう。

プロローグ

Rp.六味地黄丸
👵脳梗塞の予防になるらしいよ
👧💭論文で読んだわ…中医学的な使い方も、志誠じいちゃんから聞いたっけ…

👴六味丸は滋陰・清熱瀉火の方剤。腎陰虚に用いるぞ。

滋陰薬は腎・肝・脾を滋潤する。

沢瀉・牡丹皮は清熱瀉火、虚熱を冷ますんじゃ。

茯苓・沢瀉は水分の吸収を高め、濃縮尿を改善するぞ。

陰虚の基本方剤として応用範囲が広いが、加減法や他の方剤の補助に用いることが多いんじゃ。

👧じいちゃん、多謝(ありがと)
👴あとは小雪に任せた。
👧好!(おっけー)

出典: twitter.com

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COPDの標準治療に漢方を併用すると肺がんリスクは減少しますか



COPDの標準治療に漢方を併用すると肺がんリスクは減少しますか

☑️はじめに

COPDは、過剰な粘液分泌、線維化、タンパク質分解を伴う気道および肺実質における持続的な炎症反応です。

慢性気管支炎や気道閉塞をもたらします。

また、COPD患者は肺がんのリスクが4~5倍になることが知られています。

どちらも喫煙がリスク因子なので、むべなるかなと思われます。

COPD患者の肺がんを減らす方法はないのでしょうか。

今回、台湾のデーターベースで漢方薬の使用とCOPD患者の肺がんリスクに関する論文を紹介します。

COPDの肺がんリスク、深刻ですね。

そうだね。台湾では漢方を標準療法に統合する試みが行われているよ。

プロローグ

Rp.スピリーバ
小青竜湯✨
👨COPDです。漢方を試してみようとのことで…
👧💭コホート研究の論文で読んだわ…中医学的な使い方も、志誠じいちゃんに聞いたっけ…
👴小青竜湯は止咳・平喘と散寒薬の組み合わせ。

寒痰の咳嗽・呼吸困難・喘息などに用いるんじゃ。

アレルギー性鼻炎にはさほど強い効果はないぞ。

レスキューとしての有効率は4割程度じゃ。

寒痰の判定で用いるが、五虎湯証のような熱証が原因の喘息には逆効果となるので、注意が必要じゃ。

👧阿公、多謝(じいちゃん、ありがと)
👴あとは小雪に頼もうかの。
👧好!(おっけー)

出典: twitter.com

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消風散と清上防風湯の合剤は抗ヒスタミンに上乗せすると慢性蕁麻疹に効果的ですか



消風散と清上防風湯の合剤は抗ヒスタミンに上乗せすると慢性蕁麻疹に効果的ですか

☑️はじめに

慢性蕁麻疹に悩む方は少なくありません。

標準治療でよくならず、それなら漢方を…と望みを託す方もあります。

蕁麻疹は中医学では風疹と呼ばれます。

外来の病因である外風と、病理変化である内風が密接に関係します。

紅色の膨疹が全身に出て、強い痒みと熱感、温めると増強、舌が紅色、黄色い舌苔、数脈の場合、風湿熱型です。

清上防風湯や消風散が適します。

今回紹介する台湾の論文は、レボセチリジンに消風散と清上防風湯の合剤をアドオンした効果を検討したものです。

慢性蕁麻疹に漢方。効きそうなイメージが。

そうだね。詳しく見てみよう。

プロローグ

Rp.レボセチリジン✨
👨慢性蕁麻疹です。なかなか治らなくて。
👨漢方とかいいのかな。
👧💭ランダム化試験の論文があったわ…じいちゃんに、中医学的な使い方も聞いたっけ…

👴消風散は清熱・利水・祛風薬が主体の方剤。

湿熱の皮疹に用いるんじゃ。

消炎・止痒・滲出の抑制などの効果があるぞ。

痒み・滲出を伴う皮膚の炎症、すなわち湿疹や蕁麻疹などに用いる。

滋潤性の薬物も配合されるため、乾燥・痂皮形成のある場合や、乾燥時期に増悪するものに最も適すぞ。

👧ふーん、湿疹に効くのね。蕁麻疹には?
👴あとは小雪に任せるんじゃ。
👧好!やってみるわ。

出典: twitter.com

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