医療用漢方製剤に関連した有害事象： 厚生労働省の国内有害事象データ報告書の分析(2)

☑️はじめに

漢方薬は、中国の古代医学が日本に渡り、独自の進化を遂げた伝統医学です。

日本では、その価値が一般用医薬品と医療用医薬品として認められ、厚生労働省の承認を得た148種の漢方エキス製剤と187種の生薬が活用されています。

漢方薬は長らく効き目は穏やかで、有害事象はほとんどないと考えられていました。

最近では、肝臓・肺障害・腸間膜静脈硬化症などの重篤な有害事象が報告され、漢方薬の安全性に対する再評価が進行中です。

日本の医療制度では、有害事象の報告が重要で、医薬品医療機構（PMDA）が情報提供の役割を果たしています。

今回の研究では、PMDAのデータを利用し、医療用漢方製剤の副作用に関する分析を行いました。

プロローグ

👦暑いね、台北犁記の緑豆椪持ってきたよ。
👧ありがとう。冷泡茶入れるわね。

（お茶しながら）

👦小雪姐、山梔子の有害事象は詳しい？
👧不太清楚、おしえて、志郎。

👦主成分ゲニポシドは回腸で腸内細菌に加水分解されてゲニピンになり、アミノ酸等と反応すると青色色素になる。

👦瞼に青色色素沈着を起こす他、長期服用で腸間膜静脈硬化症の原因となるよ。

👨山梔子5,000gに関連するという報告もある。加味逍遙散なら6～7年で到達するよ。

出典: twitter.com

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