閉経前の急性単純性膀胱炎にはどんな抗生物質を飲んだら良いでしょうか?

Print Friendly, PDF & Email

この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です。



こんにちは。研修認定薬剤師の奥村です。

今回は以前に書いた記事と対を成す内容です。閉経前女性の膀胱炎の治療薬です。次の処方のアセスメントをしてみましょう。

20代女性LVFX500mg 1日1回6日間

運営者から、クローズドコミュニティに対する思いをお伝えしています。

クローズドコミュニティが今後の主流になるたったひとつの理由

記事の続きは会員ログイン後にどうぞ。

Googleアイコンをクリックすると無料登録/ログイン出来ます。会員規約にご同意下さい。

閉経前の急性単純性膀胱炎と思われます。JAID/JSC感染症治療ガイド2014によれば、2009年の3学会合同サーベイランスでは、分離菌の82%がグラム陰性菌であり、大腸菌(E.coli)は74%であり、またグラム陽性菌の分離頻度は約17%であり、腐生ブドウ球菌(S.saprophyticus)は約8%と報告されています。

この場合のE.coliはセフェム、キノロンなどいずれも90%以上の薬剤感受性を保持していると報告されています。

このため、JAID/JSC感染症治療ガイドラインでは、閉経前の急性単純性膀胱炎治療の第一選択として、LVFX経口1回500mg 1日1回 3日間 を推奨しています。第二選択はセフェム系抗生剤7日間です。

今回の記事はいかがでしたか。ご家族の健康を守るためのご参考になさって下さい。