アレルギー性鼻炎と喉頭病理： リアルワールドのエビデンス
☑️はじめに
アレルギー性鼻炎は、世界中で40％近くの人が罹患する一般的な疾患です。
近年、統一気道モデルによって、上気道と下気道の炎症が相互に関連するとされています。
喉頭疾患や発声障害に影響を与える可能性が示唆され、アレルギー性喉頭炎や声帯結節との関連が報告されています。
しかし、これらの関連を証明した研究は限られ、集団ベースの文献もありません。
今回紹介する研究では、台湾の国民健康保険データベースを用いて、アレルギー性鼻炎と喉頭病変の関係を包括的に調査しています。
先輩、友だちがラジオのDJしているんですけど、花粉症になったみたいで。
声を使う仕事だね。積極的な治療を勧めてあげたら。ちょうど読んでいた論文がある。一緒に見てみよう。
プロローグ
💻…アレルギー性鼻炎の患者は、比較コホート群に比べて喉頭病変のリスクが2.43倍高かった（aHR：2.43、95％CI：2.36-2.50、p＜0.001）。アレルギー性鼻炎と診断された患者は、喘息、COPD、慢性副鼻腔炎、胃食道逆流症、鼻中隔彎曲症などの併存率が、比較コホートの患者よりも高かった。サブグループ解析を実施したが、アレルギー性鼻炎と喉頭病変との有意な関連性は、すべてのサブグループ解析で維持された。
出典: twitter.com
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