抗てんかん薬の催奇形性、特に神経管開存は葉酸代謝阻害が一因と考えられ、妊娠前からの葉酸服用を指導する必要がある。

要点:抗てんかん薬の催奇形性、特に神経管開存は葉酸代謝阻害が一因と考えられ、妊娠前からの葉酸服用を指導する必要がある。

バルプロ酸(VPA)による特徴的な奇形として、二分脊椎が1~2%の頻度発生した事が報告されています。VPAの催奇形の危険度は投与量・血中濃度と相関があり、血中濃度が70ug/mL以下ではリスクの増大が見られない為、治療上可能であれば、この濃度以下に維持する事の重要性が指摘されています。

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スタチンとマクロライドの相互作用リスクは一様でない。リスクの高いのは、シンバスタチン、クラリスロマイシンが共に高用量の場合。

要点:シンバスタチンを高用量で服用している小柄な女性は、クラリスロマイシン800mg/dayを含むピロリ菌除菌レジメンで横紋筋融解症を起こしやすい。

スタチンとマクロライドの相互作用は、CYP3A4を介する薬物代謝阻害作用と、OATPsを介する薬物トランスポーター阻害作用が知られていますが、今回は薬物代謝阻害作用の面から考察をします。

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甘草を含む漢方を長期服用する場合、定期的なカリウム値のチェックは必要ですか



甘草を含む漢方を長期服用する場合、定期的なカリウム値のチェックは必要ですか

☑️はじめに

甘草は諸薬を和する作用があるとされ、多くの漢方処方に配合されている生薬です。

同定されている有効成分はグリチルリチンです。

甘草を含む処方は、時に長期服用されるケースもありますが、安全なのでしょうか。

さくら先輩、甘草を含有する漢方薬を長期に服用する場合の注意点は何ですか?

ゆきさん、低カリウム血症を早期に発見出来るように、定期的なカリウム値のチェックが望ましいよ。

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