レボフロキサシンは腎機能に応じて用法用量を調節すると、反復投与による血中濃度上昇がなく、有害事象の発生も少ない。

要点:レボフロキサシンは腎機能に応じて用法 用量を調節した方が副作用発現が少なく、有効 率も85%以上ある。シュミレーションでは、用 量調節をした場合、反復投与しても最高血中濃 度の上昇は無いが、調節しなかった場合、腎機 能中等度低下の患者は3日後に最高血中濃度が 1.5倍、高度低下は7日後に2.6倍まで上昇する。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

童話「野菜保険」




野菜は健康に必要な食べ物ですが、時に高価で、皆がいつでも買えるものではありません。そこで国は、富の再分配を促し、国民の野菜を食べる機会が均等となるように、ある日、野菜保険を作りました。

収入に応じて野菜保険の保険料を納めていれば、定価の1割から3割で野菜が買えるようになりました。またお金に困っている人は、無料で野菜が買えるようになりました。

皆、喜びました。そして、こぞって、国産の無農薬野菜を買うようになりました。値段が手頃で残留農薬の基準を満たしていても、そういう野菜は売れなくなりました。

野菜保険は発足時の保険料では賄えなくなりました。次第に保険料は上がり、そのうちに税金も投入されるようになりました。税金の投入額は、徴収した保険料の総額と同じくらいの金額に膨らんで行きました。野菜保険の自己負担も4割、5割と上がって行きました。そしてある日、とうとう野菜保険は破綻してしまいました。

コストを段階的に提示することで、患者のゼロリスク希求を少なくし、リスクの受容を促す。

要点:薬物療法には有害事象が付き物だが、コストを段階的に提示することで、患者のゼロリスク希求を少なくし、リスクの受容を促す。

薬物療法と言うリスクを低減する取り組みによって、他の新たなリスクを増大させてしまう事があります。これが有害事象で、リスク学では代償リスクまたは対抗リスクと呼び、この行為をリスクトレードオフと呼びます。一般に、リスクトレードオフの問題を含めて包括的にリスクを評価することで、リスクの不確実性は一層増大する事になります。現実的にはゼロリスクは有り得ないので、受け入れられるリスクとそうでないリスクの間のどこかで線引きをして、それより小さなリスクを安全と見なす、と言った安全概念が必要です。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

インチュニブはクラリスと安全に併用出来るでしょうか?PISCSで予測しました。


インチュニブはクラリスと安全に併用出来るでしょうか?PISCSで予測しました。

はじめに

インチュニブ(成分名グアンファシン)服用中の児童にクラリス(成分名クラリスロマイシン)が処方された

インチュニブ錠1mgを服用中の児童(10歳、体重34kg)に、クラリス錠200mg 2錠 分2 朝夕食後 4日分が処方されました。

併用注意の記載があるため、処方医に疑義照会したところ、処方通りとの回答を得ました。

治療のメリットが勝ると判断されたのでしょう。

この併用は、どれくらい安全なのでしょうか?

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

生涯死亡リスクと比較することで、生涯に渡って服用する薬の副作用リスクを提示する。

要点:スタチンを40歳から生涯服用して横紋筋融解症で入院する確率は、生涯のうちに道路交通事故で死亡する確率の約半分である。

リスクの程度を把握する為のリスク表現には、年間死亡リスクの他に、生涯死亡リスクがあります。生涯死亡リスクは、一個人が特定の原因により死亡する確率の事です。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

年間死亡リスクを用いて、薬の副作用頻度の提示に具体性を持たせる。

こんにちは👋😃アロマ薬剤師🌿ゆき🌿です✨

今日は、副作用のリスクをどのように伝えるか、と言う話です✨

スタチンを服用していて、横紋筋融解症で年間に入院する確率は、道路交通事故で年間に死亡する確率よりわずかに低い、と言う内容を見ていきましょう☺

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

はじめまして。

はじめまして。「松江出張所便り」と言うブログを作るのは、3度目です。

私は山陰の田舎町で生まれ育ち、関東の大学で文学の修士号を取得した後、関西の大学で薬学の学士号と薬剤師免許を取得、故郷に戻って保険薬局で働いて来ました。

昨年度から放送大学大学院の授業を聴講しています。EBM、リスクコミュニケーション、社会疫学、社会心理学、公共哲学等に関心があります。

保険薬局で提供出来るサービスを、学問的な裏付けを持ちながら極限まで高めたいと思っています。

農夫が耕地を耕すように、園丁が庭園の手入れを続けるように、保険薬局の薬剤師の仕事を耕し続けたい。このブログでは、薬剤師の可能性を広げる為に思索し、それを記録して行きたいと思います。

なお、登場する症例は架空のものであることをお断りします。医療情報の取り扱いには細心の注意を払っていますが、情報が古い等の不適切な記載がありましたら、ご指摘頂けたら幸いです。