要点:シンバスタチンを高用量で服用している小柄な女性は、クラリスロマイシン800mg/dayを含むピロリ菌除菌レジメンで横紋筋融解症を起こしやすい。
スタチンとマクロライドの相互作用は、CYP3A4を介する薬物代謝阻害作用と、OATPsを介する薬物トランスポーター阻害作用が知られていますが、今回は薬物代謝阻害作用の面から考察をします。
“スタチンとマクロライドの相互作用リスクは一様でない。リスクの高いのは、シンバスタチン、クラリスロマイシンが共に高用量の場合。” の続きを読む
要点:シンバスタチンを高用量で服用している小柄な女性は、クラリスロマイシン800mg/dayを含むピロリ菌除菌レジメンで横紋筋融解症を起こしやすい。
スタチンとマクロライドの相互作用は、CYP3A4を介する薬物代謝阻害作用と、OATPsを介する薬物トランスポーター阻害作用が知られていますが、今回は薬物代謝阻害作用の面から考察をします。
“スタチンとマクロライドの相互作用リスクは一様でない。リスクの高いのは、シンバスタチン、クラリスロマイシンが共に高用量の場合。” の続きを読む
甘草は諸薬を和する作用があるとされ、多くの漢方処方に配合されている生薬です。
同定されている有効成分はグリチルリチンです。
甘草を含む処方は、時に長期服用されるケースもありますが、安全なのでしょうか。
さくら先輩、甘草を含有する漢方薬を長期に服用する場合の注意点は何ですか?
ゆきさん、低カリウム血症を早期に発見出来るように、定期的なカリウム値のチェックが望ましいよ。
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要点:高齢者のジゴキシン使用は、ジゴキシン中毒を起こしやすいので、TDMが望ましい。
ジゴキシンは慢性心不全に処方される症例を散見します。ジゴキシンは、DIGスタディにおいて、左室駆出率45%以下の慢性心不全患者に対してACE阻害薬とループ利尿薬に追加した場合、総死亡率は変えないが入院を相対リスクで28%(95%CI:21-34%)減少させました1)。