「処方箋のなぜを病態から推論する」を中堅以上の薬剤師にも勧める理由 その2



「処方箋のなぜを病態から推論する」を中堅以上の薬剤師にも勧める理由 その2

はじめに

「処方箋のなぜを病態から推論する」は話題の新刊です。新人向けと思っている方が多いのではないかと思いますが、中堅以上の薬剤師にもお勧めします。その理由を書きます。

中堅の一人薬剤師は知識の再確認ができる

一人薬剤師の場合、相談できる先輩や同僚がなく、書籍で独習したり、インターネットで調べたりして日々の業務の疑問を解消している人が多いと思います。わたしも7年くらい一人薬剤師で働いていたので、そうしていました。

「処方箋のなぜを病態から推論する」を読むと、自分のしてきた仕事の答えあわせをすることが出来ます。具体例を書きます。

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糖尿病だと、コレステロールの基準は厳しくなりますか?

こんにちは。今日は糖尿病のAさんの話をします。Aさんは48歳の男性、体格は標準、喫煙習慣があります。血圧は140/90程度。糖尿病の薬のメトホルミン500mg/日、血圧の薬のバルサルタン80mg/日を服用していましたが、今回、コレステロールの薬のピタバスタチン2mgが追加となりました。

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