電子薬歴でアラートが出て焦りましたが、検索の結果、エクセグランとトラマゾリン点鼻液はおそらく安全に併用できると考えました。


こんばんは🌙😃❗アロマ薬剤師🌿ゆき🌿です。
先日仕事をしていて、焦った話をします😅

その患者さんは、急性副鼻腔炎の治療で耳鼻咽喉科からトラマゾリン点鼻液0.018が出ていました。

鑑査を終えて、電子薬歴を開くと、電子薬歴のアラートが、次のように出ました。

トラマゾリン点鼻液0.118% エクセグラン錠100mg
1:禁止 【発現事象】急激な血圧上昇 【理由】本剤の血圧上昇作用を増強

???

トラマゾリンとMAO阻害薬は、添付文書にこのような禁忌記載のあることは知っていました。

けれど、エクセグランの添付文書にMAO阻害作用を有するとの記載はありません。

どうしよう。疑義照会しないといけないレベルの相互作用なのかな。

ぐるぐる考えながら、更なる情報を求めて検索しました。

「新しい抗パーキンソン病薬ゾニサミドの発見」と言うページがヒットしました。

「中等度のモノアミン酸化酵素阻害作用」「ゾニサミドはMAO 活性に対するIC50 はラットでは肝臓ミクロゾーム分画と線条体で著明な差があり、脳内では50% 程度のMAO 阻害作用を示すが、末梢ではほとんど作用しない」

これだ。ゾニサミドにもMAO阻害作用があるようです。エクセグランの添付文書には、パーキンソン病の適応はなかったけど…。

ともかく、血圧上昇は末梢でのMAO阻害によるノルエピネフィリンの増加と、トラマゾリンの直接的α作用による末梢血管収縮の相加作用と考えられるので、ラットのデータですが末梢でのMAO阻害作用のほとんどないエクセグランと、トラマゾリンとに臨床上有意な相互作用はないだろうと考えました。

投薬を終えて、もう少し検索していると、ゾニサミドにはエクセグラン錠100mgの他に、トレリーフ錠25mg・50mgと言うパーキンソン病が適応の商品が存在することが分かりました。

また、アルフレッサ学術に問い合わせたところ、MAO阻害薬の禁忌記載は類薬に揃えたものであること、エクセグランとの併用による急激な血圧上昇の症例報告はない、とのことが分かりました。

電子薬歴のアラート…もう少し賢くなってくれたらなあと思い、いやいや、それではわたしたちの存在意義がなくなってしまうじゃない、と思い直しました。



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