立てよ薬剤師

こんばんは。今日は、薬剤師の私が何故ブログを書いているのか、書こうと思います。

日頃薬局で仕事をしていると、疑問に思うことが色々あります。この薬とこの薬は、添付文書には併用注意と書いてあるけれど、どのくらい注意が必要なのだろう?減量や休薬が必要?併用で良い?とか、腎機能障害に注意が必要な薬と、添付文書には書いてあるけれど、減量は必要?必要ない?とか。

そう、根拠を示しながら何らかの見解を持つには、添付文書を補完するような情報が必要であり、それを探し出し、目の前の患者さんに適用出来るか考える、一連のスキルが必要です。私は卒後すぐに一人薬剤師で8年働き、スキルもなく、導いてくれる師匠もなく、分からない事は医師に丸投げする、残念な薬剤師でした。

それが、あるブログを読んだ事で世界が変わりました。「地域医療の見え方」と言う、臨床研究の論文を紹介するブログで、書いていたのは薬剤師の青島周一先生でした。私が主に判断の根拠にしていた薬理学等の基礎研究の理論ではなく、実際に薬を飲んだ場合の薬の効果や副作用の頻度を研究し、定量的に扱う、目から鱗が落ちるようなものでした。理論から考えればこうなります、ではなく、実際に飲んだらこうなりました、との、コペルニクス的転換です。

それからは、青島先生を始めとした薬剤師諸先生方の論文紹介のブログを読み、書籍を読み、自分なりに勉強を重ねて、曲がりなりに自分の考えを練り上げるスキルを身につけて来ました。そしてそれは、目の前の患者さんに、より安全で、より効果的な医療を提供出来る手段になると考えています。日常では処方箋の妥当性を追認するに留まる事が多いですが、自信を持ってこれで良いと言えるのは、大きな違いです。

SNSを通じて、私は薬剤師として成長するきっかけをもらいました。そして私が拙いブログを書くのは、自分で調べたり、考えたりした情報を、次の人がそこから更に先に進むための足掛かりになればとの願いがあるからです。一人に出来る事はささやかでも、さざ波のように広がる薬剤師のSNS活動の一波になれたらと思います。

One Reply to “立てよ薬剤師”

  1. はじめまして。
    ハッシュタグ #立てよ薬剤師 から来ました。
    私は薬剤師さんではなく、登録販売者なのですが、市販薬の添付文書にも「注意すること・相談すること」の記載はあれど、具体的にどうそれをはかるのか?というものはなく、厳密なことを聞かれるなら薬剤師さんに相談する、または医師に相談してください、ということもあります。

    そういう時に、はかりにできそうなものを調べることがスムーズに出来ればいいなと思いますが、私には読み解く力が浅く、弱く、それこそが薬剤師さんならではの仕事なんだろうなと感じます。

    ああ……思いをうまくコメントできなくてすみません……
    読ませていただき、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です